秋こそボディオイルを取り入れるタイミング。クリームとの違いと使い分け
空気がひんやりとしてくると、なんだか肌がつっぱるような感覚……。夏の紫外線ダメージが落ち着いた頃、今度は冷えと乾燥との戦いが始まります。
そんな秋こそ、「ボディオイル」の出番。肌にふたをするだけでなく、内側からしっとりと整えてくれるオイルケアは、季節の変わり目にぴったりです。
「ボディクリームとの違いは?」「どんなときにオイルがいいの?」
そんな疑問を持つ方へ向けて、オイルとクリームの使い分け方や、秋にオイルケアが合う理由をわかりやすくご紹介します。
ボディオイルとクリーム、秋に合うのはどっち?
季節によって肌の状態は変わります。夏の紫外線でダメージを受けた肌にとって、秋は回復と準備の季節。
そこで気になるのが、「ボディクリーム」と「ボディオイル」、どちらを使えばいいのかということ。
ボディオイル|うるおいを逃さず、肌を守る
ボディオイルは、肌の表面に薄い油分の膜を作り、水分の蒸発を防いでくれるアイテム。
とくに、秋のように空気が乾燥し始める時期には、肌のうるおいをキープする「守り」のケアとして活躍します。
自然由来の植物オイルは、肌なじみが良く、角質層にスッと浸透しやすいのが特徴。
さらに、ハワイアンオイルのように香りも楽しめるタイプなら、スキンケアがリラックスタイムにもなります。
ボディクリーム|うるおいを与え、なめらかに整える
一方、ボディクリームは水分と油分のバランスがよく、肌をやわらかく整えるのに適しています。
油分が多いタイプは肌の表面をしっかり保護し、外気の乾燥や摩擦から肌を守ってくれます。
肌の水分量が減ってカサつきやすくなる秋は、うるおいを「与える」+「閉じ込める」両方のケアが必要。そのためには、オイルとクリームをうまく使い分けることが大切です。
秋にこそオイルケアが必要な理由
夏の終わりから秋にかけて、肌はとてもデリケートな状態になっています。
汗や紫外線でダメージを受けたあと、気温と湿度が急に下がることで、乾燥やかゆみが起こりやすくなるのです。
そんな時期だからこそ、ボディオイルで「守るケア」を取り入れることが効果的です。
夏の紫外線ダメージが残っている
夏のあいだに浴びた紫外線は、肌のバリア機能を低下させてしまいます。肌が乾燥しやすくなり、「インナードライ(内側が乾いた状態)」になっていることも。
オイルは肌の表面をコーティングしてくれるので、水分が蒸発するのを防ぎ、乾燥の進行を食い止めてくれます。
気温・湿度の急変で「ゆらぎ肌」になりやすい
秋は、朝晩の冷え込みと日中の気温差、空気の乾燥など、肌にとって刺激の多い季節。肌が敏感になりやすく、粉ふきやかゆみが出ることもあります。
そんなゆらぎ肌には、刺激の少ないオイルケアがぴったり。やさしくなじませるだけで、摩擦を減らしながらしっとり整えてくれます。
肌の乾燥サインが出る前に「予防保湿」を
本格的な乾燥が始まる冬を前に、今のうちから予防保湿をしておくことが、美肌を保つポイント。
乾燥してからあわててケアするより、オイルで肌のうるおいを守る習慣をつける方が、後々のコンディションが大きく変わってきます。
目的やタイミングで選ぶ!ボディオイルとクリームの使い分け
「どちらを使えばいいの?」と迷う方にこそ知ってほしいのが、シーンや肌の状態に合わせた使い分け。
オイルとクリーム、それぞれの特性を活かして取り入れれば、もっと効果的なボディケアができます。
| タイミング・目的 | おすすめアイテム | 理由 |
|---|---|---|
| お風呂上がりの保湿 | ボディオイル | 湿った肌にオイルをなじませることで、うるおいを閉じ込めやすい。マッサージ効果も◎ |
| 朝の外出前・衣類の摩擦対策 | ボディクリーム | 肌をなめらかに整えて、服による刺激から守ってくれる。しっとり感が持続 |
| 乾燥がひどい部分の集中ケア | オイル+クリームの重ね使い | 特に乾きやすい「ひじ・ひざ・かかと」などには、W保湿でしっかりカバー |
| 肌が敏感なとき・ゆらいでいるとき | 低刺激の植物オイル | 肌に刺激を与えず、やさしくなじむ。摩擦を避けたいときにも最適 |
| 香りで気分をリセットしたいとき | アロマ配合のボディオイル | 香りが肌にほんのり残るので、リラックスタイムや就寝前にもおすすめ |
ちょっとした使い分けの工夫で、保湿力も肌なじみも、ぐんとアップ。
肌の声に耳を傾けながら、ライフスタイルに合わせたケアを選んでいきましょう。
オイルが初めての方におすすめしたい、秋の使い方
「オイルってべたつきそう」「どう使えばいいのか分からない」
そんな声もよく耳にしますが、使い方のポイントをおさえれば、しっとり感はそのままに、快適にケアできるアイテムなんです。
とくに乾燥が始まる秋は、オイルを取り入れる絶好のチャンス。
ここでは、オイル初心者さんにこそ試してほしい、簡単な使い方をご紹介します。
1. 入浴前の「プレケア」でうるおいキープ
乾燥肌さんにおすすめしたいのが、入浴前に少量のオイルをひじ・ひざ・すねなどに塗っておく「プレケア」。
お湯や石けんの刺激から肌を守ってくれるので、入浴後のつっぱり感が軽減されます。
2. 湿った肌にオイルをなじませる
お風呂から出たあとは、肌がしっとりしているうちにオイルをON。
水分をたっぷり含んだ肌にオイルをなじませることで、うるおいを逃さずしっとり感が長続きします。
タオルでゴシゴシ拭かず、軽く押さえるようにしたあとで塗るのがコツです。
3. 香りで心をととのえる夜のケア
秋の夜は、心も体も少し疲れやすい時期。
そんなときは、アロマの香りが広がるボディオイルを使って、自分をととのえるケアタイムを。
ラニカイのプルメリアやココナッツの香りは、まるでハワイの風を感じるようなやさしさで、1日の疲れをふわっとほどいてくれます。

甘く優しいプルメリアの香りに、ジャスミンの華やかさ、ジューシーなメロンとピーチをプラス。寝る前はもちろん、朝のボディケアにもおすすめです。
オーガニックココナッツオイルは、お肌だけでなく、髪にも潤いを与えてくれます。全身の保湿、マッサージなど幅広く使えるのも魅力です。
まとめ
乾燥が気になり始める秋は、肌が少しずつ変化する季節。そんなときにこそ、「与える」だけでなく「守る」ケアが大切です。
ボディオイルは、うるおいを逃さない保護力に優れているため、肌がゆらぎやすいこの時期にぴったりのアイテム。
もちろん、ボディクリームにも水分を補う役割がありますが、肌の状態やタイミングに合わせて使い分けることで、保湿効果はぐんと高まります。
もしこれまで「オイルはベタつくから苦手…」と思っていた方も、秋の夜にふと感じる乾燥や、かさつきが気になる部分にそっとなじませてみてください。
やさしく香るハワイの植物の恵みとともに、肌も心も満たされるはずです。
