ハワイ諸島の色とお花の話

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ハワイ諸島の色とお花の話


太平洋に浮かぶ八つの島、ハワイ諸島にはそれぞれの島ひとつ、ひとつを象徴する「花」「レイ」「色」「鳥」 が決まっていて、その島の地域ごとに吹く風や降る雨にまで名前がついています。ハワイに伝わる興味深い沢山のお話は順番にお話しする事にして今回は「ハワイのここを知っておこう!」基本編、覚えておくとハワイがもっと楽しめる「島々の花と色」のお話しとそのお花がテーマのフラソングも簡単に書いてあります。 フラを習っている方は良くご存知の内容だとは思いますが、どうぞお付き合いください。

ハワイ諸島を代表する八つの島


最初に八つのハワイ諸島を代表する島の名前を覚えましょう。 皆さんが良く耳にする島の名前を簡単に説明します。

オアフ島

ハワイ州の州都ホノルルがあるハワイ諸島のなかで1番人口の多い島です。有名なワイキキビーチやカイマナヒラ、真珠湾があるのもオアフ島です。オアフ(Oahu)は、ハワイ語で「人が集まる」という意味があります。

カウアイ島

ガーデンアイランドといわれるように多くの自然植物が見られます。有名なシダの洞窟でのウエディングは今も人気の高いイベントです。

ハワイ島

ビッグアイランドと呼ばれるハワイ島は諸島の中で1番大きな島です。神話で有名な女神Peleが住むキラウエア火山があります。ハワイ島のハワイ(Hawaii)は大きく訳すと「命と水の地」の意味があります。

マウイ島

フラソングに多くの地名が出てくるマウイ島、マジックアイランドとも呼ばれています。マウイ(Maui)はポリネシアン神話に出てくる半神の青年の名前です。

モロカイ島

友情の島、フラダンス発祥の地ともいわれている自然豊かなモロカイ島。この島にハンセン病患者を隔離したという悲しい歴史もあります。

ラナイ島

ハワイ諸島の中で1番人口が少なく、リゾート感満載のラナイ島は地上の楽園と呼ばれるほどのゴージャスな魅力的なリゾートアイランドです。物価は他の島に比べると少々お高めです。

ニイハウ島

個人所有の島で観光化はされていません。「禁断の島」「秘密の島」と呼ばれ住民は今も電化生活とはかけ離れて自然の中で生活をしていて公用語はハワイ語です。

カホオラベ島

八つの島の中で1番小さく、今は誰も住んでいないハワイ州の占有です。観光地ではありません。
(各島に属している小さな島は除外しています)

八諸島に与えられた色とレイ、代表的なフラソング


簡単に八つのハワイ諸島の説明をさせてもらいました。私達の大好きなハワイをもっと知りたくなったところでここからはこの八諸島に与えられた色とレイ、その島の代表的なフラソングも合わせてお話をします。

多くの人々が集まる毎日がエキサイティングな “オアフ島”

色はイエロー(黄色)です。島の花はイリマ( ‘Ilima)という直径が3センチほどの小さな可愛いお花です。イリマは海辺に生息するハワイ在来種で、イリマレイを作るにはなんと1000枚以上の花びらが必要と言われています。ハワイ王室を歌った曲にイリマレイが使われるのも頷けますね。貴重な大切なお花です。昔はこのイリマレイを身につけられるのはロイヤルファミリーだけでした。
オアフ島には沢山の素晴らしいフラソングがありますが、イリマが主役となるフラソングの中では
Na pua lei ‘ilimaが有名です。曲の1番では「この美しいイリマのレイはkakuhihewa(昔のオアフ島の長の名前)のお気に入り」と歌っています。

みずみずしい植物が多く自生する “カウアイ島”

色は、島の象徴はお花ではなくモキハナ(Mokihana)です。モキハナはカウアイ島の山に生息する樹木の実です。とても強烈な独特の香りで刺激性が強いのでレイにする時には必ずマイレの葉と絡めて使用します。その香りを表すのに色々な表現がありますが、私はモキハナの実を手にした時に「ホワイトセージ」のような漢方の香りに近いと感じました。マイレの葉は柏餅の葉っぱのようにとても甘い香りがします。マイレレイとモキハナレイは必ず一緒につけてください。
カウアイ島のフラソングには多くの曲でマイレ、モキハナの二つが歌詞に出てきますが、代表的な曲に
He Nani MokihanaやMokihana lullabyなどがあります。

多くのペレ神話が今も生きる “ハワイ島”

ハワイ島の色は、島のお花はオヒアレフア(Ohia Lehua)です。Ohiaという灌木に咲く真っ赤なLehuaの花にはいくつかの物語があり、良く語られるのはOhiaとLehuaの悲しい恋物語です。地元の人達は今でも雨が降ると空を見上げて「Lehua(女性の名前)が泣いている」と話します。
オヒアレフアはハワイ諸島の固有植物なので他では見られませんが、日本の小笠原諸島にはオヒアレフアに良く似たムニンフトモモの花が咲いています。
レフアを歌ったフラソングも多くありますが、すぐに思い浮かぶ曲はKa Lehua imiliaでしょう。日本でも沢山の方々が踊っています。

太陽の家(Hale akala)のふもと大自然の中のセンスある島 “マウイ”

マウイ島の色はピンク、シンボルのお花はLokelani(Rose)、天国の薔薇と訳される八重咲きの薔薇です。
このお花は濃いピンク色で外来種です。
代表的なフラソングにLei Lokelani、roselani blossomなどがあります。

のどかな田舎町と荒い波に囲まれた “モロカイ島”

島の色はグリーン、シンボルはカウアイ同様お花ではなくククイの実です。このククイの実は油分が多く昔はローソクのように火を灯したり、もっと昔にはククイの木になる実が月の光を受けてぼーっと白く辺りを照らしたそうです。トラディショナルなフラソングにはその様子を歌った曲もずいぶんあります。
日本でも白、黒、茶色のククイチョーカーレイを付けて踊るフラダンサーを良く見かけますしククイオイルを使った美容ケア商品も見逃せません。
島の代表的なフラソングにはmolokai nui ahina、Molokai waltzがあります。

リッチなリゾート地 “ラナイ島”

ラナイ島の色はオレンジ、お花はKaunaloa。あまり聞きなれない言葉ですが、ハワイ固有種のカウナロアの花は白ですが、オレンジ色の茎のようなものが他の植物に寄生して咲いています。レイに使用するのはこの針のような茎部分で編み込んで作りますが、高価なのとレイに加工する時に扱いにくいので最近ではリボンレイで代用するのがポピュラーです。
フラソングにはMele o Lanai、Aina o Lanaiなどにオレンジ感漂うカウナロアの花やパイナップルが出てきます。

太古のままの生活を送る人々が暮らす “ニイハウ島”

色は、シンボルはニイハウシェルです。ニイハウシェルはとても小さな貝で拾うのもアクセサリーに加工するのも大変困難です。なのでニイハウシェルのレイやアクセサリーはとても高価です。ニイハウシェルには「カヘレラニ」「ライキ」「モミ」の3種類があります。
ニイハウ島のフラソングはPupu o Ni’ihauが有名ですが、比較的新しい曲でブラザースカジメロがリリースしているKa lei Ni’ihauがあります。両方とも美しいニイハウシェルが登場します。

誰もいない島、 “カホオラベ島”

この島の色はグレー、シンボルのお花はヒナヒナです。ヒナヒナは小さな薄い黄色い花の固まりですが、葉に繊毛が多く遠目にグレーに見えるので島の色がグレーになリました。
カホオラベの曲はあまり聞きませんが、Mele o kaho’olaweという曲が有名です。
カホオラベにはハワイ人にとって大切な歴史上のストーリーがあります。

さいごに

いかがでしたか?簡単にハワイの島々の特徴をお話しさせていただきました。
今度ハワイ旅行へ出かけた時はその島の色やお花を思い出して、お買い物や食事に行く時にその島のお花を使った髪飾りをつけて歩いてみてください。ちょっとおしゃれなお店でのディナータイムにはレイをかけて行くのも素敵です。
あなたのハワイアンライフがキラキラに輝いて毎日がハッピーであリますように…

Me ke aloha pumehana
Rinko

Rinko Profile

ハワイアンエッセイスト / ハワイアンwebライター / ハワイアンブロガー

10代から20代後半までハワイで生活をし、ハワイに魅了され、ハワイ文化(ハワイの歴史、ハワイ語、ハワイアンソング、フラ、ウクレレ、ポリネシアンに伝わる神話など)、とにかくハワイに関する事に興味が尽きず、ハワイの各分野の先生に教えを請い現在も勉強し続けている。現在は、関東地方を中心にカルチャースクール、有志スタジオ等でハワイ文化をシェアしながら不定期にハワイアンイベントの企画・開催も行なっている。
いつも心がけているのは「ハワイの文化を大切に正確に継承していく」こと。
最近の個人的勉強のテーマは「フラソングのバックグラウンドについて」。

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